2010年03月18日

鈴木選手、トリノの雪辱を果たす!

17日(現地時間16日)に行われたバンクーバー・パラリンピックのアルペン大回転男子座位で、猪苗代町出身の鈴木猛史選手(21)(駿河台大学)が念願のメダル獲得を果たした。前回大会で逃し、悔しさをぶつけての銅メダル。自宅でインターネット中継を見ていた父、保さん(52)は「4年間で成長した」と喜んだ。

 小学2年の時に交通事故で両足を失った鈴木選手は、17歳で初出場したトリノ大会で、最初の種目の滑降で4位に入った。だが、その後の3種目はコースアウトや12位など、不本意な結果に終わった。発熱で体調を崩したこともあったが、精神面の甘さを痛感した。

 高校卒業後、スキーに専念できる環境を求めて大学に入り、親元を離れて寮生活を始めた。一時は、一人暮らしによる開放感やストレスのため、体重が高校時代より10キロ増え、大会で惨敗した時期もあり、「競技に対する自分の姿勢を見つめ直した」。好物のポテトチップスに手をつけないなど、自己管理と筋力トレーニングに励んだ。

 昨年3月にバンクーバーで行われたプレ大会で、3種目で優勝を飾り、代表の座を勝ち取った。保さんは「以前はただ若さに任せてがむしゃらに100%の力で滑るだけだったが、シーズン全体を見通して力の入れ方を調整し、気持ちを維持できるようになった」と息子の成長を感じていた。

 迎えた今大会。最初に出場予定だった滑降が悪天候で順延となり、急きょ最終日に予定されていた回転が行われた。最も得意とする種目だったが、結果は15位。しかし、保さんには「順位は悪かったが自分の滑りができたし、調子は悪くないから次から頑張る」とメールを送ってきたという。

 この日の大回転では、その言葉通り、ポール際を厳しく攻めるいつもの滑りを見せた。1回目と2回目の合計で3位のタイムをたたき出し、「猪苗代にメダルを持ち帰る」という誓いを見事に果たした。

 午前3時から自宅で家族一緒にインターネットで中継を見ていた保さんは、「アクシデントがあっても、次の種目を落ち着いて迎えられたのは、成長の証し。相当なプレッシャーがあったと思うが、本人もこれでほっとしただろう。残りの種目でも、いい結果を期待したい」と語り、応援のため現地に向けて出発した。

 鈴木選手は、日本時間の19日に滑降、20日にスーパー大回転、22日にスーパー複合に出場する予定。

(読売新聞)
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パラリンピックでは、日本勢の活躍が目立っていてうれしいですね!icon12 

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Posted by apollon at 17:54