2010年02月01日

福島だるま

11日の白河だるま市を前に、地元・白河市でだるま作りが佳境を迎えている。老舗店の一つ、「渡辺だるま店」でも、作業場に所狭しと並んだだるまに絵柄を入れる作業が急ピッチで進められている。

白河だるまは、まゆやひげなどを鶴や亀といった縁起物で描くのが人気。「だるま市で一般客が小さめのサイズを好んで買う時は、不況の傾向があるようです」と同店。

【朝日新聞】
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 福島だるまは、最初から目が入っていること、腹部に大きく金字で「福」と描かれているのが特徴です。大きく見開いた目は「カッと睨んで邪気を払い、家内に福を呼ぶ」ため。全体像をみてみると、やや長身で頭頂が平らになっており、三春だるまの影響が色濃くみられます。
 眉毛や髭、鬢で鶴亀や松竹梅といった縁起物が描かれ、顔の両側には緑の龍が唐草模様のように描かれています。かつては農閑期の手仕事として、福島市北部の農家が冬場に製作していましたが、今では二軒のみがその伝統を引き継いでいます。

 福島だるまの歴史は江戸時代後期、福島藩では阿武隈川を使った舟運がさかんでした。年貢米を運ぶ河岸として大いに賑わっていた瀬上宿や、多くの人が集まる温泉地・飯坂温泉街などで福島だるまは盛んに売られたそうです。現在も江戸時代から伝わる木型を使ってだるまを作っています。

福島だるま

参照:財団法人 福島県観光物産交流協会



Posted by apollon at 16:19