2011年06月14日

小名浜港、カツオ水揚げへ 

 福島県漁連(野崎哲会長)は10日、いわき市の県水産会館で組合長会議を開き、県内の船が捕ったカツオを13日にも小名浜港に水揚げすることを決めた。震災と原発事故の後、県内漁港への初水揚げになる。
 6月中は沿岸での漁の自粛を継続し、7月以降についてはサンプリング調査の結果を待って協議することも決めた。
 カツオ漁に出ているのは「酢屋商店」(いわき市)の船団。1日に小名浜港を出港し、八丈島付近で操業している。小名浜魚市場は復旧が進み、水揚げ可能になっているという。競り値の見通しが不透明なため、今回は競りは行わず、仲買人が全量を買い上げる一船買いになる予定だという。
 一方、沿岸での漁は、相馬沖の刺し網漁の7月再開を目指す。相馬沖では現在、サンプリング調査が行われておらず、県に実施を要請している。サンマ漁は例年通り8月15日に出漁する方針だ。




[河北新報ニュース]より




 風評被害が心配ですが、それ以上に実際の海岸に地域の放射能の濃度が問題ですね。水揚げされた魚が商売になる価格で取引されることも不透明です。漁業関係者の苦悩を察すると、気の毒でなりません。  


Posted by apollon at 07:55