2009年11月20日

月周回衛星「かぐや」 一つ月の謎解明

「かぐや」の月探査プロジェクトにかかわる福島県会津大教員らの研究チームは19日までに、月裏側にあるクレーター「ジョルダーノ・ブルーノ」ができた年代を突き止めたとする論文を発表した。かぐやが撮影した画像を解析し、形成時期が100万年から1千万年前と断定。12世紀にできた新しいクレーターとするこれまでの仮説を覆した。成果は国際隕石(いんせき)学会発行の学術誌に掲載された。形成時期をめぐっては専門家の間で論争になっており、謎に包まれた月の秘密がまた一つ解き明かされた形だ。

 クレーターは1960年代に旧ソ連の探査機が発見した。直径22キロと月面でも大きいが、裏側にあるため地球からは見えない。クレーターには学者の名前が付けられることが多く、16世紀に「宇宙は無限」と主張したイタリア出身の哲学者ジョルダーノ・ブルーノの名が付けられた。
 論争が始まったのは昭和51(1976)年。米国の科学者ハートゥング氏が英国の古文書に記されていた怪奇現象から形成時期を推論したのがきっかけ。古文書には「1178年、月から炎が舞い上がり、火の粉が遠くまで飛び散った」との目撃情報が記してあり、これに基づき炎は月面に隕石が衝突したことで発生、火の粉が見えた付近にあるジョルダーノ・ブルーノはこの時にできた-と発表した。科学的根拠がないまま怪奇現象から導き出されたため、専門家の意見は対立。ロマンあふれる月の謎として、天文の世界の話題になってきた。

 研究チームは大規模クレーターができると、その衝撃で周囲の小さなクレーターが消えることに着目。かぐやが撮影した画像を解析し、ジョルダーノ・ブルーノ周辺にある小さなクレーターの個数を数えた。新しいクレーターほど周囲にあるクレーターの数は少ないが、ジョルダーノ・ブルーノの周囲には無数のクレーターがあり、100万年以上前のクレーターと結論付けた。

 論文は宇宙航空研究開発機構(JAXA)研究員で会津大大学院特任准教授の諸田智克氏(33)が中心となり、JAXA助教で福島市出身の春山純一氏(45)、会津大の本田親寿准教授(34)ら12人の共著でまとめた。諸田特任准教授は19日に会津大で講演し、「世界に認められてうれしい。これからも月の謎を明かしていきたい」と語った。本田准教授は「研究に加われて誇りに思う。データ解析で一層貢献したい」と意欲を見せていた。

【福島民報】
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宇宙が無限でしたら、その謎というのも同じく無限にありそうです。宇宙旅行が一般的になり、そしてまたガンダムのような世界になる日が来るのでしょうか?星  


Posted by apollon at 17:10

2009年11月13日

会津ご当地バーガー

 喜多方市の「ラーメンバーガー」や金山町の「姫ますバーガー」など、会津地方のご当地バーガーが一堂に会する食の祭典が25日、喜多方市の道の駅「喜多の郷」で開かれる。なかなか足を運べない奥会津の特産や、普段はわずかな数量しか生産していない珍しいご当地フードが楽しめるチャンス。実行委は「値段はB級でも、地元の安全な素材を手間ひまかけて加工したスローフードばかり。味はA級です」とPRしている。

 喜多方ラーメンのめんを焼き固めて豚肉を挟んだラーメンバーガー(道の駅喜多の郷、350円)など、会津の地元食材を使い、ひと工夫した軽食が各地でヒットしていることから企画された。

 金山の姫ますバーガー(企業組合おく愛ズ、350円)は、沼沢湖の天然ヒメマスをソテーし、高田梅のタルタルソースがさわやかな後味を残す逸品。普段はJR只見線の会津川口駅で一日5個しか販売しない、ヒメマス級の幻のバーガーとして知られる。只見からは、焼き肉に羊肉を食べる食文化にちなみ、考案された味付マトンケバブバーガー(只見町商工会青年部、500円)が出品される。

 バーガーのほか、特産の花豆を使った花豆メロンパン(道の駅裏磐梯、250円)、温泉水を煮詰めた会津山塩で作った山塩生キャラメル(パティスリー白亜館、680円)、ラーメンを焼いた焼麺(やき・めん)(テクノカレッジ会津、300円)などもあり、会場では景品が当たる人気投票も行われる。午前10時からで、いずれも限定百食。問い合わせは実行委(0241ー21ー1139)。

【朝日新聞】
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ラーメンバーガーでおもしろいですね!海外でも大人気のラーメン!ラーメン ラーメンバーガーも人気がでるのでは??ハンバーガー

ちなみにカナダ・バンクーバーでは、日本風のホットドッグ「JAP DOG(ジャパ ドッグ)」が大人気で列ができるほどです!テリマヨやお好み焼き風など、まさに和と洋の食文化のコラボですね!きらきらピンク  


Posted by apollon at 17:36

2009年11月05日

県ハイテクプラザが絹の新服地を開発 

福島県ハイテクプラザ福島技術支援センターは柔らかく風合いの良い絹100%の服地「パーフェクトシルク」を開発した。絹糸の加工法を工夫して従来の硬くて伸びにくいという絹のイメージを覆した。権威ある全国規模のファッションコンテストで4日、最高賞を受賞。ジャケットなど紳士・婦人服の新素材として全国から注目を浴び始めた。支援センターは県内の縫製業者に広め、「福島発」の新たなブランドづくりにつなげる。
 パーフェクトシルクは、福島技術支援センター主任研究員の東瀬慎さんと主任技能員の佐々木ふさ子さんが約8年かけて開発した。伸縮性にも富み、保温性にも優れている。さらに、特殊な編み方をするためベロワに似たけば立った独特の風合いを持っている。
 紳士と婦人もののジャケット、婦人のワンピース、乳幼児向け寝装具などで、新たなファッションの可能性を開くと期待される。
 パーフェクトシルクの開発に向け2人は、福島技術支援センターが特許を取得している「中空シルク」の特殊な技術を土台にした。絹をバネ状に巻いて糸に仕上げる加工法で、柔らかく伸縮性のある絹糸ができる。さらに、絹糸にねじりを加えることで、肌触りが良くボリューム感がでるよう工夫した。
 2人は、福井県内の経編み業者が行う「ダブルラッセル」と呼ばれる糸を二重重ねの服地に編む技法に注目し、協力を依頼。編んだ服地を中央でカットすることで、裁断面がけば立ち高級感を放つ新素材が誕生した。
 パーフェクトシルクを活用したジャケットはすでに完成している。製作した縫製業「ジェンツ」(福島市)の平田征邦副社長は「見た目がかなり斬新で、新たな服地として流行するだろう」と高く評価している。

【福島民報】
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パーフェクトシルクは、アジア最大の繊維見本市「JFWジャパン・クリエーション2010」の服地コンテストで、最高賞の経済産業大臣賞を獲得しています。
国内で販売されている衣類も中国製が多いですが、このような開発で国内産や地方の製造産業が栄えていったら良いなと思います!ワンピース きらきらピンク
  


Posted by apollon at 17:34